Camera : SONY U-10
(C) Kouichi Suzuki



2003.6.27

プラネタリウムに行ってきました。 ワタクシはプラネタリウムが、大好きなのです。深くリクライニングした椅子に身体を沈めると、見上げる先には天頂を中心として放射状に伸びるスクリーンの白い継ぎ目。ドームの内側に張り巡らされた長方形のスクリーンを凝視しているうちに、次第に遠近感が麻痺してきます。そして開演。スクリーンは夕暮れの空となり、解説員のナレーションと共に太陽が西の地平にゆっくりと沈んで、次第に周囲の客席が闇に溶けてゆく。いつしか天球に星が満ち、やがて、ふわっと自分が浮かび上がるような無重力感に包まれる…あの鳥肌の立つ様な瞬間が、大好きなのです。
中でも、五島プラネタリウムは格別でした。解説員による生の解説と、橙色の暖かな星空は、ワタクシの宇宙への憧れや夢、そのものであった様にさえ思えるのです。
6 月30日、そのプラネタリウムが想い出になります。
とても、寂しいです。