Camera : SONY U-10
(C) Kouichi Suzuki



2003.2.14

夜、映画に行って参りました。
実話に基づいた原作つき映画作品、というのは、結構難しいと思ってるんですが、思いの他上手くまとまっていたと感じました。監督のプロフィールを聴くと元々はTV番組のプロデューサとしてご活躍されていた方とか。
監督の舞台挨拶があったんですが、ご自身の考えられる企画が、最近のエンターテイメント性ばかりが重要視されるTV業界では通りづらくなった、という趣旨の発言をされておりまして、確かにワタクシも思いを同じくする点が多いのですが、でもやっぱり、こういう作品こそTVで放映して欲しなあ、とも思うわけです。
こういう話ってピンポイントで流行のように取り扱うだけじゃダメで、地道に継続して伝える必要があると思うんですよ。裾野を広げるためのメディアとしてお茶の間のTVっつーもんが、もっと効果的に機能して欲しいなあ…
こういうテーマがもっとエンターテイメント性をもって表現されても良いよなあ、とも思いました。そういう意味で、この作品はちゃんと面白かったし、良かったと思う。